アツアツご当地鍋に8000人 人気の寒中イベント「飯能・日高鍋まつり」
まだまだ寒さの続く中、飯能市・日高市賑わい創出連携事業協議会(柏木正之会長)主催の第4回「飯能・日高鍋まつりin巾着田」が18日、日高市の巾着田で開催され、ご当地グルメとして知られる「飯能すいーとん」や「高麗鍋」をはじめ、バラエティーに富んだ20種類の鍋が来場者を迎えた。晴天ながら寒風に見舞われたこの日、会場には前回を上回る約8000人が訪れ、それぞれ特色のある鍋に舌鼓を打ち、体を温めた。
鍋まつりは、寒い季節に最適のご当地鍋で集客を図り、飯能・日高を盛り上げようと、平成27年から巾着田を会場に開催。
飯能からは、B級グルメの飯能すいーとん(タケマツ)をはじめ、しし肉鍋うどん・そば(有間渓谷観光釣場)、手づくり鶏だんご鍋(奥むさし飯能観光協会)、飯能はんじょう鍋(レイクサイドテラス名栗湖)、とろとろチーズ豚汁(イーズパッション)、石狩鍋(かみかみや)、もつ鍋(お食事処冴)、海鮮石狩鍋(中央商事)、ふわトロきのこ鍋(たいら栗園)、ジビエ鍋カレーうどん(さわらびの湯)の10店舗。
日高からは、キムチや地場野菜、高麗人参を使ったご当地グルメの高麗鍋(食彩房はし本、手作り弁当はな、弓削多醤油、渡来センター、関本屋)をはじめ、高麗鍋に工夫を加えた、もつ高麗鍋(向日葵)、白い高麗鍋(加藤牧場)、唐揚げ入り高麗鍋(こまとり屋)、高麗鍋うどん(関口屋)、濃厚豆腐高麗鍋(豆腐厨房)の10店舗が出店した。
鍋は全て1杯300円で販売され、テント前には来場者が長い列を作り、色々な種類の鍋の「はしご」を楽しんだ。また、同時開催として「飯能市・日高市・西武鉄道合同ウォーク」が行われ、飯能駅をスタートして飯能大通り商店街、中央公園、天覧山、高麗峠を経て鍋まつり会場に到着したウォーカーたちが鍋を楽しむ姿が見られた。
鍋の他にも、団子、緑茶、お汁粉などの地場産品販売が行われたほか、ステージイベントとして、武蔵越生高校和太鼓部「青龍」、シンガーソングライター・文字山愛さんの演奏、飯能・日高近隣のよさこいチームによる「鍋まつり新春よさこい」が披露された。
主催の飯能市・日高市賑わい創出連携事業協議会は、両市をはじめ、奥むさし飯能観光協会、日高市観光協会、飯能商工会議所、日高市商工会、NPO法人情熱塾、高麗郷‘Sで構成され、両市の観光活性化を目的に活動。
会場では飯能市・日高市賑わい創出連携事業協議会の柏木会長、大久保勝飯能市長、谷ケ﨑照雄日高市長らが挨拶に立ち、柏木会長は「寒風吹きすさぶ寒い中、よくこれだけ大勢の人にお集まり頂いた。感謝申し上げる。春を待つこの季節、寒さに耐えながら各種の鍋の美味しさをぜひご堪能下さい」と呼びかけた。
夫婦で4種類の鍋を味わった飯能市飯能の上田明司さん(71)は、「それぞれ特色があって味の違いを楽しむことができた。初めて参加したが、冬場のイベントが少ない中、あたたかい鍋で人を呼ぶのは良い企画だと思う」と話した。