坂井議員に辞職勧告決議 賛成多数で可決
飯能市議会(野田直人議長)9月定例会最終日の26日、平沼弘議員(みどりの会)を提出者として賛成議員10人が名を連ねた「坂井悦子議員に対する議員辞職勧告決議案」が提出され、決議案は起立採決の結果、退席を求められた坂井議員自身と、野田議長を除く17議員のうち13議員が起立、賛成多数で坂井議員に対する議員辞職勧告決議が可決成立した。反対討論等を行った共産党の4議員は、採決に起立せず採択に反対した。辞職勧告決議が成立しても法的拘束力はない。同議会で辞職勧告決議が成立したのは、昭和54、同63年に次いで3度目。
決議文は、今定例会中に坂井議員に対して、猛省を促す問責決議が全会一致で可決されながら、反対討論の内容を許可なく本会議発言前にブログ上で発信したこと、反対討論等に対し度重なる休憩を生じたこと、(反対討論に皇室に触れる文章があり)憲法違反も疑われる行為があったこと等を理由とし、坂井議員に辞職を勧告したもの。
尚、この日代表者会議で指摘を受けた坂井議員は、問題になったブログを削除し、決議案が代表者会議で示されてから、反対討論で行った皇室に触れる部分が議事録から削除されている。