名栗カヌー、運河をスイスイ 東京中央区で親子体験

ビル群に囲まれた朝潮運河船着場と工房のカヌー

 西川材の木製カヌーが、運河を滑る──。

 東京都中央区の朝潮運河で開かれた「Canal Festaあさしお~親子で漕ごう!運河でカヌー体験~」に、飯能市の認定NPO法人名栗カヌー工房(山田直行理事長)のカヌーが運び込まれ、都民らが本格ウッドカヌーに乗船するなどして、西川材の感触を体感した。東京観光遊漁船協議会が主催し、中央区の後援。

 運河の利活用などを目的に平成25年から開かれているイベント。名栗カヌー工房は趣旨に賛同、初回からカヌーを搬入し、参加者に操船のレクチャーを行うなどしている。

 会場は、地下鉄大江戸線の勝どき駅から徒歩で5分ほどの距離にある朝潮運河船着場。参加した親子は、同工房が運び入れた全長4・5メートルの西川材製カヌー約10艇にそれぞれ乗船、ビルに囲まれた穏やかな運河でカヌーイングを満喫した。

 工房スタッフによると、参加者からは「木製カヌーの美しさにびっくりした」「手触りがとてもいい」などの感想が聞かれたという。