エコツーリズム特別継続賞 環境省から表彰

大久保市長へ表彰の報告に訪れた岡部副会長(右)

 エコツーリズムの推進に継続して取り組んでいるとして、飯能市はこのほど、環境省とNPO法人日本エコツーリズム協会共催による第12回エコツーリズム大賞の「エコツーリズム特別継続賞」を受賞した。

 同市は平成16年に環境省からエコツーリズム推進モデル地区の指定を受けて以降、推進に取り組み、同20年にはその活動が評価され、第4回エコツーリズム大賞を受賞している。地域の自然や歴史、生活文化を楽しんでもらえるような内容で年間100ツアー以上を実施している。

 今回の特別継続賞受賞については、同市のエコツアーを視察に来た団体から推薦があったという。

 主に評価されたのは▽身近な里地里山の自然や生活文化・歴史などを資源として「地域の人が、地域の言葉で、地域を案内する」というコンセプトで市内全域で進めていること▽大賞受賞後も継続して意欲的活動していること▽実施者が提出する企画書を同市エコツーリズム推進協議会が審査する「事前協議制度」を設定し、質を高め維持する仕組みづくりをしたこと――など。

 表彰式は2月中旬に東京都千代田区にある環境省第一会議室で行われ、山本公一環境大臣から表彰を受けた。後日、同市エコツーリズム推進協議会の岡部素明副会長が大久保勝市長に報告した。

 市は「今後も自然環境の保全や飯能の歴史文化を継承しながら、そこに暮らす人々が地域の魅力を再発見し、“地域の人が、地域の言葉で、地域を案内する”という飯能モデルのエコツアーを積極的に情報発信していくことで、地域の活性化につながる体験型・着地型観光のツールとしてアピールしていきたい」としている。