わくわくプロの「春風さん」 DVDが完成

大久保市長を中央に「春風さん」DVD完成を喜ぶわくわくプロジェクトのメンバーら

 緑豊かな飯能の自然をバックに、軽快なリズムで踊る体操バージョンの「春風さん」DVDが8日リリース。制作を進めていた「わくわく春風プロジェクト」(吉澤文男代表理事)は7日に大久保勝飯能市長に報告し、地域活性化のため市全体での取り組みと支援を依頼した。

 「春風さん」は、飯能グリーンカントリークラブ(飯能市久須美)社長の大崎光二さん作詞・作曲。

 同プロジェクトが、地域活性化事業の一環として、「春風さん」のCDを作成し、3月に大久保市長に紹介したところ、DVD作成の話にまで発展、9月に飯能信用金庫のはんしん地域活性化助成事業の認定も受け、DVDが完成した。

 振付は、同市双柳の浅間保育所の職員と、同市本町でダンス教室を主宰している柳戸美鶴さんが担当。歌の指導は、同市中山でピアノ教室を開いている木村公子さん。そのほか、編曲、撮影場所、撮影会社、衣装、ヘアメイク、キャラクターのイラスト、ポスター製作、レコーディング、ボーカル、スタッフまで、すべてがメードイン飯能。

 DVD100枚、CD1000枚が作成された。

 軽快なリズムに乗った分かりやすい歌詞、お年寄りも含めて誰もが覚えやすい体操の「春風さん」DVDが再生されると、終わったとたんに、出席者全員から拍手が沸き起こった。

 大久保市長は、「メロディーと体操のバランスがいい、最高」など、賛辞を惜しまず、その場で、「春風さん」の普及に市がバックアップしていくことを約束した。

 市関連施設、保育所、幼稚園、学童、介護施設、病院など市内のあらゆる施設に、DVDと同時に作成されたポスター50枚を掲示するなど、「春風さん」を広報し、市民への普及を図る。

 プロジェクトのメンバーは、「詩が万人に幸せを運んで来る春風のよう。みんなが明るい気持ちになり、元気が出れば、春風さん旋風で、飯能市民皆に幸せをお届けしたい」と、意気込みを語っていた。