丸木清浩氏が死去 埼玉医大名誉理事長
埼玉医科大学名誉理事長で元県議会議員の丸木清浩氏(毛呂山町)が25日、呼吸不全のため死去した。77歳。通夜は30日午後6時から、告別式は12月1日正午から、いずれも日高市山根の埼玉医科大創立30周年記念講堂で執り行われる。喪主は同大学理事長で長男の清之氏。
丸木氏は昭和42年に慶應義塾大学医学部を卒業し、父・清美氏とともに同47年に埼玉医科大学を設立、平成6年に同大学の理事長に就任し、26年5月には名誉理事長に就任した。
短大や看護専門学校、平成19年には日高市山根にがん、心臓病、救命救急医療の中核病院となる国際医療センターを創立。地域医療の担い手として多くの医師や看護師を育成したほか、福祉分野にも貢献した。
政治家としては平成3年から23年まで西10区選出の県議会議員を5期20年務め、13年から14年にかけて副議長を歴任した。
平成26年厚生労働大臣表彰、27年旭日重光章受章、今年2月には渋沢栄一賞を受賞した。