新教育長今井直己氏就任 行政と教育の連携強化
飯能市の新たな教育長に今井直己氏が着任した。3日には市役所本庁舎5階501会議室で就任式が行われ、「使命感をもって取り組む覚悟。子どもたちの未来のため、魅力ある教育を進めていきたい」と決意を述べた。
今井教育長は昭和59年4月に飯能市役所に就職。平成20年に商工観光課長兼勤労青少年ホーム館長を務めて以降、市街地活性化推進室長、総合政策部参事兼市街地活性化推進課長、産業振興部参事兼産業振興課長を歴任。同27年に教育委員会教育部長、市議会事務局長を経て、同28年10月、教育長に就任した。任期は同31年9月30日まで。
任命式で大久保勝市長は「新たな教育長として、私が今井直己氏を選任させて頂いた。ほとんどの所が教育長には教育関係者がなることが多いようだが、4月1日から教育の法が改変され、私も新たな飯能市政を作るには教育長の任命には心を使った。何が今飯能市に必要なのかと考えた結果が、今回の今井氏の就任に至った。飯能市を良くするために徹底的に汗をかいて頂ける教育長を任命したつもり。皆さんも改めて一つになり、“対応日本一の飯能市”を目指し、新鮮な気持ちで魂のこもった仕事をしてほしい」となどと鼓舞した。
今井教育長挨拶
変える10年、変わる10年。このことを教育行政において肝に銘じて結果を出していきたい。どんな苦難にも立ち向かい、使命感をもって取り組む覚悟である。
本市では地方創生の核となるメッツァのオープンも控えている。教育においては、メッツァとの連携させた事業やグローバル化に対応する教育など時代の変化に対応する教育を積極的に推進していきたい。
2020年には東京五輪、パラ五輪が開催される。私は、スポーツの力を教育に生かし、飯能市の元気を全国に発信したい。
教育分野においては現在抱えている様々な課題について、今後は行政分野と教育分野がこれまでの枠を超え、相互の連携強化を図りながら一つひとつの課題にスピード感を持って取り組みたいと考えている。
子どもたちの未来のため、市民のために魅力ある教育を進めていきたい。そして教育の分野が、地方創生の大きな柱の一つとなれるよう努めて参りたい。