100歳おめでとう 大久保市長が訪問し祝福
飯能市の大久保勝市長は今年度中に100歳を迎える市内在住12人のもとを訪問し、祝状や銀杯を手渡し、長寿を祝福した。今年度の対象者は16人。
このうち、東町在住の町田フシさんのもとを訪ねた大久保市長は「100歳のご長寿おめでとうございます。これだけお元気で気持ちもしっかりされていて、我々が見習うところが沢山ある。飯能市のために長年ご苦労を頂いた。今の飯能市があるのは、町田さんをはじめ皆さんの世代の方々のおかげ。我々もしっかりと受け止めて、精進していかなくてはならない。そして次世代にも繋いでいかなければ」と述べ、国からの祝状、銀杯を手渡した。
町田さんは大正5年5月11日同市南生まれ。25歳の時に結婚し、東町へ。三男二女をもうけた。手先が器用だった町田さんは、和裁の内職で家計を支えた。82歳で夫を亡くした。
毎朝健康のためにと中居まで歩いていたという町田さんだが、94歳の時に転倒し大腿骨を骨折。ひ孫が生まれる直前だったこともあり、「ひ孫を抱っこしたい。そして絶対に歩けるようになる」とリハビリに励み、見事歩けるように。その後も97歳で背骨を圧迫骨折するが回復。現在は次男の多可雄さん(66)夫妻と孫、ひ孫の4世代で暮らし、週に3回デイサービスに通っている。
町田さんは「いつのまにか100歳になっていた。お祝いしてもらい、ありがたい。食べることが楽しい。何でも美味しい」とにっこり。
多可雄さんは「戦争という苦しい時代を過ごしているので、精神力が違う。頑張りや強さなど尊敬している。このようにお祝いしてもらい、感謝している」と話している。