飯能の地ビール誕生 飯能河原でお披露目

ビール祭りが開かれる飯能河原のウッドデッキ

 観光飯能に一役。待望の飯能産ビールが誕生!

 渋谷ヒカリエや二子玉川などに出店、世界各地のドライフルーツやジェラートなどを販売する(株)ファーイースト(飯能市久須美、佐々木敏行代表取締役)は、来月17~19日の3日間、飯能河原の図書館側にあるウッドデッキエリアで初のビールイベント「オクトーバーフェスト」を開催する。期間中は、地元ホップを材料にした独自のフードメニューを用意して、イベントのために醸造した飯能産ビールをお披露目する。

 オクトーバーフェストは、ドイツ・ミュンヘンで9月下旬から10月初旬までの2週間開かれる世界最大規模のビール祭り。ドイツ開催を真似、国内では横浜や大阪などの主要都市で開かれている。

 ファーイーストは、飯能河原右岸高台の旧石清水跡地にビール醸造所併設のレストラン「カールバーン」の来年オープンを予定しており、店舗計画に合わせる形で、飯能産ビールの醸造作業にも着手していた。

 飯能河原での催しは、カールバーンによる初めてのビールイベントとして位置づけられ、当日は「アラビアン・ライム・エール」300ミリリットルを600円(税込み)で販売する。また、今年収穫した飯能産ホップを使った軽食も用意する。

 ファーイーストによると、他で開催されるオクトーバーフェストは複数のブルワリーが参加するが、飯能河原のイベントはカールバーン単独で行う。理由は「当該プロジェクトが地域振興の一環であり、地元に愛され、支持される事業をめざしていることから、焦点がほけないようにしたい」からだ。

 自社醸造所が未開設のため、味わってもらうビールについては他所の仕込釜を借りて醸造したという。

 飯能の地ビール誕生を大勢の人に知ってもらうため、1社単独開催に拘った飯能河原での初のオクトーバーフェスト。飯能市民の来場を呼び掛けている。

 イベントは17、18、19日の午前11時から午後8時半まで(最終日は午後7時)。用意するビールは3日間で限定1500杯。雨天順延。