立川談慶さんが落語披露 飯能法要殿が寄席会場に
地域の人々に豊かな時間を過ごしてもらおうと、飯能市新光の中央商事(小坂雅彦社長)は2日、飯能法要殿を会場に文化講演会として、落語家の立川談慶さんによる落語会を実施した。来場者は談慶さんの多彩な話術に引き込まれ、会場は終始笑い声が響いていた。
談慶さんは慶應大学を卒業後、ワコールへ入社するも一念発起して退職。平成3年5月に立川談志さんの16番目の弟子として入門した。現在は落語家のみならず、役者や脚本家までもこなしている。
寄席では、世話になっている旦那の女房に誘われ間男に行った男性の「紙入れ」と、食通を気取る若旦那に腐った豆腐を食べさせる「チロトテチン」の2つの演目を披露し、まるで情景が頭に浮かぶような話芸で来場者を楽しませた。
入間市野田の新井利治さん(56)は「特に『チリトテチン』は熱演で面白かった。楽しい時間を過ごせた」と話し、落語を披露した談慶さんは「文化水準が高く、落語を聞きなれているお客さんばかりで、飯能のお客さんは“反応”も良かった」とシャレを交えた。