飯能河原で川開き バーベキュー場の見学も

リバランタのイメージ

 飯能地方に夏の到来を告げる行事「飯能河原の川開き」が7月1日行われる。奥むさし飯能観光協会(柏木正之会長)の恒例行事で、バーベキューや川遊び客で賑わう夏場を控え、関係者が水難無事故を祈念するもの。午前11時から現地。

 今年の川開き終了後は、堰上の右岸で来月から実験的に行われるバーベキュー場の見学会が行われる。

 バーベキュー場の名称は、フィンランド語で河原の意味がある「リバランタ」。来年宮沢湖畔にムーミンのテーマパーク「メッツァ」を開設するフィンテック・グローバル社(東京都港区虎ノ門、玉井信光社長)が運営する。

 営業時間は午前9時から午後8時まで。食材やテントなど必要機材は用意されているので、利用者は持ち込まなくて済む。

 見学会を実施するのは、飯能河原を河川占用し、民間による営業活動を実現しようと取り組む地元自治体や商工・観光関係者、市、県などによる組織「飯能河原利用調整協議会」(吉田行男会長)。フィ社は同協議会の構成メンバー。

 河川敷については、公共的利用しか認められていなかったが、平成23年の国の規制緩和によって市町村が中心となって協議会を設置し、商業利用する区域について知事指定を受けるなどすれば、可能になった。

 同様の方式で運営されている河川敷としては、飯能市内では名栗湖下河又の「河川広場」がある。