来月9日まで期日前投票 10代有権者は1610人
任期満了に伴う参院選の期日前投票が23日から始まり、飯能市役所では7月9日までの期間中、午前8時半から午後8時まで1階101会議室で受け付けている。
投票日の7月10日に仕事や冠婚葬祭、行楽などで投票できない人が利用する制度で、平成25年の参院選の期日前投票者数は、投票者全体の12・1%に相当する8189人が利用した。
選挙人名簿登録者数は21日現在で6万8955人(男3万4234人、女3万4721人)となり、3年前の前回参院選と比べ約1300人減少した。
また、18歳、19歳は1610人(男性810人、女性800人)で、有権者数全体の2・3%を占める。30ある投票区別(投票所)にみると、「美杉台中学校内」が最も多い146人、次いで「加治小学校体育館内」の135人、「飯能市役所内」の131人。
一方、最も少ないのは「旧北川小学校内」3人、「吾野地区行政センター」4人、「名栗地区行政センター分館ふるさと会館内」6人となっている。
選挙年齢が18歳に引き下げられたことにより、埼玉県選挙管理委員会では、新たに有権者となる高校生に対して、選挙や政治への関心と理解を深めるための教材として啓発用DVDを作成し、県立高校に配布。
また、市内では飯能市選管の協力により飯能高校や駿河台大学などでも模擬投票の授業が行われ、投票への意識を高めた。
改正公職選挙法により期日前投票所の投票時間について各自治体の判断で最長午前6時半から午後10時まで延長可能になったが、同市は今選挙では延長していない。
その理由について同選管は、「午後7時から8時には投票にやってくる人があまりいないため、効果が見込めない。状況を見て、今後需要があれば考えていく」としている。