元気市義援金 被災地6か所へ 実行委が届ける
3月に飯能市中央公園ほかで開催された第5回「震災復興元気市」で集まった義援金120万円が、実行委員会(金子堅造実行委員長)により6被災地(宮古商工会議所、釜石商工会議所、大船渡商工会議所、塩釜商工会議所、いわき商工会議所、高萩市役所)へ届けられた。
11日から13日にかけ、武居芳明副実行委員長、武末亮一副実行委員長、実行委員の半田修さん、事務局の浅見国明さんの4人が各商工会議所と高萩市を訪ね、会頭や市職員へ義援金を手渡した。
元気市は、東日本大震災の記憶を風化させることなく引き続き応援しようと震災の翌年から実施され、市内をはじめ被災地の物産販売を行っているイベントだ。今年は2日間開催され、5万8000人が来場した。
義援金を届けたメンバーによると、訪問先からは「毎年ありがたい」「元気市へは何度も参加しているので、常連の方にお会いするのが楽しみになっている」などと話があったという。
メンバーは「被災地は更地になったところをかさ上げしたり、少しずつ商店が出来てきているなど、復興が目に見えて進んでいる一方、未だに架設住宅に住んでいる人がいるなどまだまだ問題も残っている。今後も継続的に開催していきたい」と話している。来年の元気市は震災から丸6年目を迎える3月11日に開催する。