満を持して節目PR 開運高麗鍋祭り!
[ご当地グルメとして定着した「高麗鍋」も高麗郷‘Sが考案]
高麗郡建郡1300年の節目をまちおこしにつなげようと、その先駆けとして多彩な行事を展開してきたのが、日高市周辺の事業所・団体などの有志で構成される「高麗郷‘S(こまごうず)」(長澤義之代表)だ。
ご当地グルメとして定着した「高麗鍋」の生みの親でもあり、満を持して2月7日には「開運高麗鍋祭り!」を高麗神社境内で開催する。出店者が自慢の高麗鍋を1杯100円で振る舞うほか、多彩な物産品を用意して来場者をもてなす。
同会は平成18年5月に高麗神社で開催されたチャリティーバザールを契機に発足。約30の企業や団体、個人などが加盟し、同バザールの主催や1300年記念にちなんだ催しの開催をはじめ、地域の観光・産業振興や福祉増進に貢献。
会員事業所は定例会などで膝を交えてイベントや新商品のアイデアを出し合い、独自ブランドの開発に力を注いできた。キムチや地場野菜、高麗人参などを材料にしたB級グルメの高麗鍋もチャリティーバザールの際に考案されたものだ。
「1300年の節目が日高から全国へと広がっていくものとしたい。観光や特産品開発の意識が高まり、地元活性化に結び付けば」。こうした同会の取り組みは神社、民間事業者、行政関係など垣根を越えた連携を生み、やがて市域を超えた祝賀ムードを作りだした。
2月7日に開催する「開運高麗鍋祭り!」は、同会発足のきっかけとなった高麗神社を会場に、バラエティに富んだ高麗鍋や会員事業所の自慢の物産品を一堂に集め、節目の年を賑やかにPRするもの。
高麗鍋ブースには、長澤酒造、弓削多醤油、栗こま娘本舗亀屋、備前屋、はし本、越生こだわりとうふ藤屋、餃子のはながさ、城山たまご直売所、ゆうゆうホットの9店舗が出店。各店舗が酒粕、餅、すいとん、豆腐、餃子など特色を生かした食材を加えたオリジナル高麗鍋を1杯100円で振る舞う。
また、おみやげ・物販取扱ブースには多数の会員事業所が出店し、自慢の飲食・物産品などを用意して来場者を迎えるほか、「1年を健康で幸せに暮らせる」「金運がアップする」などと云われる「寒たまご」の販売(2個150円)、イベントとして和太鼓演奏、桶の「タガ」を使ったタガフープ大会、古代衣装絵巻などが行われる。
同会の長澤代表は「会の発足から10年、いよいよ1300年の節目の年を迎えた。多彩な高麗鍋や地場産品で来場者をもてなしたい」と話している。
開催時間は午前10時から午後3時まで。雨天決行(降雪時は中止)。問い合わせは、長澤酒造989・0007、栗こま娘本舗亀屋989・0129へ。