災害時の迅速な応急救護 日高市と四師会が協定
[協定を締結した谷ケ﨑市長と四師会代表者]
災害時に率先して傷病者の応急救護などにあたるとして、飯能地区医師会、飯能地区歯科医師会、飯能地区薬剤師会、日高市柔道整復師会の四師会が日高市と「災害時の医療救護活動に関する協定」を締結した。
協定内容は、災害時に市が各師会に対して医療救護班の編成や派遣要請を行うほか、緊急時には四師会が自発的な救護班を派遣し、市の地域防災計画や災害医療救護活動マニュアルに基づき、傷病者に対するトリアージや応急救護処置、歯科応急処置、遺体検案、医薬品管理、避難所・救護所の衛生管理などを行うもの。
締結式は日高市役所で行われ、谷ケ﨑照雄市長、飯能地区医師会の水村重美理事、近藤朝明理事、飯能地区医師会の後藤俊介会長、飯能地区薬剤師会の今牧晋一理事、日高市柔道整復師会の中西八一会長が出席し、それぞれ協定を結んだ。
谷ケ﨑市長は、「四師会の皆様には日頃からお世話になっている。市の防災行政に関してはさまざまな分野で協定を締結している。医療救護体制についても災害時の充実強化が求められており、皆様方の適切な処置によって傷病者を助けて頂けることは大変心強い」と感謝。四師会の各代表者は「万一の時に迅速・的確な対応が取れるように、日頃から準備を整えたい」などと述べた。